ふざけたブログタイトルですね。
何を想像しましたか?
子どもの頭にじゃぶじゃぶと醤油をぶっかける様子でもイメージしちゃいました?
目次
ついついやっちゃいがちな食卓の行為
「ほうれん草のおひたし」を食べる時、どのタイミングで醤油をかけますか?
①調理段階
②小鉢に盛り付けた時
③食卓で各自がお好みで
私は③のタイミングです。
では、お子さんの「ほうれん草のおひたし」には、誰がどのタイミングで醤油をかけますか?
①調理段階でお母さんが
②小鉢に盛り付けた時にお母さんが
③食卓でお母さんが
私(と我が子)に当てはまるものはありません。これは幼児期からずっとそうです。
お母さん、あるいはおばあちゃんが、子どものほうれん草のおひたしに、「はい、どうぞ。」と醤油をかけてあげるなんて人もいるかも知れません。
いや、確実にいます。
何で自分でやらせない?
「ほーら、優しいお母さん(おばあちゃん)でしょ?」とでも思っていますか?
「愛情たっぷり。一番美味しくなる醤油の分量はこれ。最高に美味しい量とタイミングはこれなのよ!」と自信たっぷり、胸を張ってほうれん草のおひたしを食べさせていませんか?
その行為、子どもの成長を邪魔していますよ!
経験させなきゃ成長しない
おひたしにかける醤油の量、
大人でも何ccかけているのかなんて意識していません。
大体の目分量でお好みの量をかけていますよね。
これまでに何度も、多すぎたり少なすぎたりしたことでしょう。
でもいつの日にか、自分の好みの目分量が出来上がりました。
子どもが卓上の醤油さしを使って、ちょうどいい量の醤油をかけるのは至難の技です。
うっかりするとかけすぎますし、ビビっていたら味がしないほど少なくなります。
見ている大人はちょうどいい量を知っているので、ついつい口や手を出してしまいます。
「ああ、ああ、そんなにかけちゃって」と言うぐらいなら、最初からかけてあげたくなる気持ちも分かります。
だって、「一番美味しい状態で食べてもらいたい」ですもんね。
でもあえて、失敗するであろう量をかける経験を積ませるのも大切だと思います。
それが何度も何度もやらかしてしまうにしても…です。
まとめ
子どものお世話は、善かれと思ってついついやってあげたくなることが多いです。
子どもが小学生になっても中学生になっても、親子の行動の癖みたいに余計なお節介を焼きたくなることが山のようにあります。
一つずつは小さいことですが、小さな成長の芽を摘んでしまうのも育てるのも、大人の行動癖次第です。
醤油を少し多くかけてしまっても命に別状がある訳ではありません。次に多すぎないように気をつけることでしょう。「失敗」させたくないと思うより、「経験」させてあげる心構えを持つと、子どもは成長するし大人はゆとりを持つことができて一石二鳥ですよ。
伊東 稔
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