「ギョウシャ」と名乗るか?

ネタ

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相手
あのぉギョウシャの◯ンケイワークと申します

(ギョウシャ?業者のこと?)
「え?誰って?」

相手
ギョウシャの◯ンケイワークと申します

ん?何業者さん?

相手
え?あ、治療院様向けに空気清浄機などを販売している業者です。

「ギョウシャの」なんて自己紹介は初めてだったのでビックリしたわ。普通、「◯◯販売業者」とか「施術業者」とかって言わない?いきなり「ギョウシャです」っておかしくない?知らんけど。で、なんなん?

相手
水だけで空気清浄できる機械のご挨拶なんですけど、一二分よろしいでしょうか?

あいさつ?「こんにちは。ほなさいなら。」やったらアカンの?

相手
あ、いや、ご挨拶を…

あいさつだけでええんやな?営業すんなよ!

相手
あ、いや、水だけで空気清浄…

ほな、あいさつちゃうやんけ。営業やんけ!

相手
すみません。また改め…

この会話の流れで「また改めて」電話するんかい?迷惑やっちゅーねん!

「ギョウシャ」と「業者」と「業社」

私の頭の中では、業者を使う際には、業者の前に専門分野のキーワードがくっついて使用するルールが出来上がっています。なので「業者」単体で使うことはありませんでした(あくまでも私の脳内での使用例として)。

私は施術業者ですし、現在ご近所の外構の工事をしているのは建設業者だったり土木業者だったりします。毎朝うちにやってくるのは新聞販売業者で、8時30分ごろには宅配業者がやって来ます。午後になり車販売業者が整備したマイカーに乗り、食品販売業者の店に行って農産物生産業者が作った野菜や果物を購入します。

要するに「業者」って「商工業などの仕事を営んでいる人」「同じ種類の仕事や商売をしている人」のこと。平たく言ったら「仕事している人」です。

そして「業社」という言葉は日本語に存在しません。どこぞで誤用されて使われることがあっても、存在しない言葉なので勝手に意味をつけてつかっておくれ。わしゃ知らん。

電話をして来た会社

一応、伏せ字にはしておきましたが、適当な文字を当てはめて検索すれば出てくるかと思います。その会社のホームページから製造している製品を見たら「ああ、エセ科学みたいな製品な。笑い者になるからわしは買わん」と一瞥しただけで無視しました。

マイナスイオン発生器を取り扱っている時点で、私とは仲良くなれない会社だと決めつけてしまいました。いや、あちらさんの言い方に沿えば、「信用できない業者」ということになります。

「業者」という響き

ともすると、「業者」という言葉は、「取引業者」「下請け業者」の意味も含めるため、「上から下へ」見る場合もあるでしょう。世の中の多くの場合、発注する側と発注される側を比べたら発注される側を「業者」と呼びます。立場的には多くの場合が発注する側が上で、発注される「業者」が下になります。

漫画『宮本から君へ』を読んでもそう感じます。
文具メーカーの営業マン宮本と、取引先のワカムラ文具の営業部長である島貫を比べた場合、宮本が出入り業者であり下、島貫が発注する立場で上ですよね。

上や下

電話営業をして来た「ギョウシャの◯ンケイワーク」さん、カイロプラクティック施術院の院長である私に対して、へりくだる意味で「業者の」と言ったのであれば、全く不要な肩書きです。私はお取引関係(私が発注者側)に対して上とか下とか思っていません。いい仕事をして、良いものを決められた期日までに納入してくれるよう、良いお付き合いを願うだけです。

言葉を知らない若い子が、仕事場で悪意なしに「婦長さーん。業者さんがいらっしゃいましたよー。」などと言うことがあります。職場全体で「出入り業者」をそう呼ぶ習慣があるのでしょうね。対等な立場であるのならば、「婦長さーん。◯◯(会社名)の◯◯(個人名)さんがいらっしゃいましたよー。」と師長を呼びますね。

私が会社員時代によく見かけた光景。私はメーカーの営業マンだったので、商社的な「医療機器及び細々したもの一切合切の販売業者」さんとは思われなかったようです。医療機器のメーカーは「業者さん」とは呼ばれず、会社名で呼ばれることが多かったです。個人名で呼ぶ人は病院内の馴れ馴れしい事務の人だけ(笑)
【余談】
その人、すぐに私を若い看護師さんとくっつけたがろうとするんだよなぁ。そしてあり得ないほどの値引き交渉をして、とてもやりにくい人でした。若僧の方が権限がないから値引けないっちゅーねん!

まとめ

今時、媚びへつらう意味で「業者ですぅ」なんて言い方しないよ。やめろって!良い製品を作ってるんなら、そのよさをピーアールすれば良い。冒頭から「業者」ですだなんて言ってると、自信がない人(会社/製品)だと受け取られても仕方がありません。

もともとは差別的な言葉ではなかった「業者」も、使う人次第で上とか下とかの関係性ができてしまう言葉に変化しつつありますね。

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伊東 稔

伊東稔/Minoru ITO 骨盤矯正と姿勢改善の専門家 カイロプラクティック伊東(長野市)院長 兼業主夫でもあり料理好き 『ねこ背を治す教科書』著者 http://amzn.to/2qB9VS2

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