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3か月で自然に痩せていく仕組み 意志力ゼロで体が変わる! 3勤1休ダイエットプログラム/野上浩一郎著/ダイヤモンド社
ダイエット本です。
本の中でもタイトルはとても大切で、内容を一番端的に言い表している一行と言ってもいいでしょう。
魅力的なのは、本書が「プログラム」であると言うこと。
辞書で「プログラム」を調べてみるとこうある。
プログラム【program】
1 ある物事の進行状態についての計画や予定。予定表。「新人教育の―」
2 演劇・映画・音楽会・テレビなどの演目・曲目・番組。また、出演者の紹介、解説などを印刷した小冊子や番組表。「雨天により―が一部変更された」
3 コンピューターへ指示する、計算や仕事の手順を特定の言語や形式で書いたもの。また、それを作ること。
ーgoo辞書より抜粋ー
https://dictionary.goo.ne.jp/word/%E3%83%97%E3%83%AD%E3%82%B0%E3%83%A9%E3%83%A0/
「進行状態についての計画や予定。予定表」とある。つまり、手に取って読み始めた時から「痩せていく」ことが「計画」されている/予定されているのです。
著者のプロフィールを読むと、現在は治療家としてもダイエットコーチとしても活躍中ですが、元IT系企業にお勤めだった経歴があります。つまり、プログラミングについてはお手のものということです。
A=B,B=C
ゆえにA=C
このように、どこからどう見ても疑う余地がない伝え方ができる、つまり嘘、大袈裟、紛らわしいごまかしがなく、単純明快な内容であることは容易に想像ができます。
本の中で大切な心構えなどは「はじめに」に書かれてあります。
我慢しなくていいんです!
食べていいんです!
3日坊主だって、諦めなければいいんです!
ーP9より引用ー
この箇所だけでも見るだけでワクワクしてしまいます。
「我慢?しなくちゃダメじゃん」
「食べる?食べたら痩せないじゃん」
「3日坊主?だから太ったんじゃん」
そう思うのが当然ですが本書では「その意識を変えてください」からスタートしています。なのでこれまで痩せようとしてもうまくいかなかった勝手に作り上げた固定概念を捨てて、真っ白な状態から素直に実践するといいでしょう。
序章
まずは頭の中の知識や経験をリセットして読み始めましょう。なぜ本書が成功率がほぼ100%なのかの理由が書かれてあります。
まずは「納得」してからスタートしましょう。
第1章 3日間取り組んだら1日休む!「3勤1休ダイエット」の基本
ルールを知りましょう。「3勤1休ダイエットの基本」ルールは3つだけです。
・3日間(ON日)は、食べる時間は8時間以内 NG食品だけ避ける
・1日(OFF日)は、1食好きなものを自由に食べていい。時間制限もナシ
・「食べたもの」と「体重」を、毎日記録する
「あれ?」と思う人もいるかと思います。痩せるために大切と思っていた運動については全く触れられていません。これだけでもすごい方法なのだと思えます。
第2章 体と心がみるみる変わる いざ実践!「3勤1休ダイエット」
「準備→実践→振り返り」を繰り返す
・準備は目標を決めてダイエット宣言するだけ
・実践は「3日取り組んで1日休む」を生活に無理なく取り入れていくだけ
・振り返りは成功・失敗の原因を分析し、次に生かすだけ
書かれてあるのはこれ「だけ」です。
とてもシンプルですのでスッと生活の中に取り込めることでしょう。
ここまで読み進めても、一つも苦しさや辛さが見えてきません。なんだか簡単に理想の体型になる自分が見えてきました。
第3章 罪悪感ゼロでモチベーションをキープ 挫折しないための「抜け道」
本章では「それ食べていいの?」「これに置き換えるといいよ」と食べ物の食べ方、チョイスの仕方が具体的に紹介されています。
すぐにできそうな例を挙げれば『つまみを食べるなら、痩せ力最強の「枝豆」を選ぶ』なんていかがでしょうか。
ビール愛好者で、枝豆が嫌いな人は見たことありません。
「あ、それでいいの?」と納得したら美味しくビールの時間が楽しめることでしょう。
第4章 痩せそうで痩せないNG習慣
最初に「間違った努力は最大の無意味!」とドーンと書かれてあります。
人間は、間違っていても一生懸命にやっていると「やった気になる」ものです。「やった気になる」のが目的ではありませんよね。それこそ本末転倒です。
今、一番の目的は「痩せること」。そのためには「正しく痩せる習慣を身につける」のが大切。そのためには「正しいプログラム」を実践しましょう。
ダイエットに興味がある人であれば、知っていることもあるかも知れません。
例えば「市販の甘いコーヒー、カフェオレは砂糖のかたまり」なんかは改めて「え?そうなの?知らなかった。」とは思わないかも知れませんが、改めて「『正しく痩せるプログラム』でも書かれてあるので、気をつけよう」と思うために知識を積み重ねていくといいでしょう。
知っているつもりのことでも、違う言葉で説明されていたら再確認ができて、「その食品にだけは近づいたらダメだ!」と思えます。
または、盲信していた間違った方法に気付かされることもあるのが本章です。
「水を飲んで太る」と思い込んでいる人も少なくないのですが、「いやいや、水を飲んでも『太った』とは言わないから!」と健康被害から救ってくれることも多く書かれています。
第5章 「痩せる生活習慣」を仕組み可する
ここまで読んだだけで、それらを実践したら絶対に痩せられる、そして太らない習慣が身につくと思いました。
本章では「痩せ力を加速させる『生活習慣』を仕組み化する」ノウハウが書かれてあります。
ウォーキング、睡眠時間、筋トレ、骨盤リセット運動、体重より見た目、小顔、食べる順番、プロテイン、早食い防止、リバウンド防止プログラムなどについて書かれてあります。
ただ「痩せる」だけでなく、そこから先の「健康でイキイキと暮らす」方法だとも読み取れました。
一人でも多くの人に届くといいなと思います。
また私も、理想の体型を目指して、仕組み化していこうと思います。
伊東 稔
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