読書アーカイブ
私が過去に読んだ本からの学び記録したり、良さを再発見します。
また思い出にふけったり、実行した効果などを雑多に記します。
目次
小3までに育てたい算数脳/高濱正伸
内容紹介
「百ますだけでは子どもは伸びません!」本当の学力とは、物事を俯瞰に見ることができる力、発見する力、とことん詰める力、理解する力、なのです。そうした「算数脳」を身につけるかつけないかは、子どもがより幸せになるかどうかの分かれ道。はて、どうやったら「算数脳」は身に付くのか、埼玉を中心に1,000人以上の子どもを育ててきた、算数オリンピック解説委員である「算数のカリスマ」が伝授します。
ーAmazonの商品紹介より抜粋
出版社からのコメント
9歳で脳の「ソフトウェア」は決まってしまうといわれますが、「イメージ力」あるいは「生きる力」のもとになる「算数脳」も、そのくらいの年齢でできあがってしまうといいます。
そのために、どういう勉強をしたらいいのか、はもちろんですが、本書では「どういう遊びをしたらいいのか」、そしてお父さん、お母さんとしてどう子どもに接したらいいのか、そのヒントをたくさん掲載しました。
親としてドキッとすることがたくさんあるかもしれませんが、自信をもって子どもに接することが一番と著者は述べています。お母さんはどんなことがあったって、子どもにとってただひとりのお母さんなのですから。
ーAmazonの商品紹介より抜粋
キーワード抜粋
こうやって体育が嫌いになった子に対して、周囲がフォローのつもりで言う言葉に、「でも、勉強ができるからいいじゃない」なんて言うのがありますが、あれは当人の側からすると全くフォローにはなっていません。「あなたは運動ができないという欠点があるから慰めてあげましょう」と言われているようなもので、余計惨めになってしまうだけです。「運動コンプレックスは、運動でこそ克服すべきだ」ということが、私の考えです。
ーp48
なるほどです。
成長する過程で、「短所克服」と「長所伸展」の2つが大切ですが、著者はコンプレックスを克服するためには短所克服が大切だと述べています。
親たちのNGワード・NG行動
「何回言ったらわかるの?」
大人の苛立ちを子どもにぶつけることによって、子どもが成長するわけがありませんね。
親に「何回『何回言ったらわかるの』を言うの?」とぶつけてやりたくなります。
忘れるのが子ども、親の期待に沿うように頑張っているときに言われたら、やる気をなくすに決まっています。
「この前だってそうでしょう」
過去は過去。今は今。
当たり前ですが、成長している最中には試行錯誤や継続する努力などをしています。
ヤ◯ザの世界から足を洗おうとしている人が言われることと同じです。
「お前、中学の頃からワルだったじゃないか。今さら真人間になれるのか?」と過去のことを持ち出されると、過去の最低な状態から脱却できないと決めつけられたら成長なんてできるわけがありませんね。
「うちの子、ダメだから」
謙遜するのが美徳だとしても、自分の子をダメ扱いして決めつけて他の人に言うことはありません。
巡り巡って子どもの耳に入るものです。
「本気でダメ人間だと決めつけられてるんだ…」と落ち込んでしまうに決まっています。
「バカじゃないの」
本来は勉強は楽しいはずなのに、これを言われたら「楽しい努力の勉強」から「我慢の勉強」になってしまいます。
楽しんでやる勉強は、言われなくてもどんどんやるでしょう。
我慢の勉強になってしまった途端に、やる気も失せてしまいます。
「テストがダメでも知らないわよ」
子どもを切り捨てる冷たい言葉です。
親から捨てぜりふを投げかけられて、奮起する子どもはいません。
困るだけですね。
「お父さんに叱られるわよ」
お母さんが、自分の立場を下げないまま、他の人に評価される基準を述べているだけです。
お母さんが怒っているのに、「お父さんに叱られる」と責任転嫁しています。
子どもにとては、お母さんの基準が大切です。
ですから「お母さんが許さない!」とはっきりとさせた方が子どもは安心します。
(お父さんとお母さんを逆の場合も同じ)
「それじゃ、今日だけよ」
ずるずると安易な方に向かわせるのを、親が後押ししているだけです。
親の「だらだら」を子どもにも伝染させる言葉にしかなり得ません。
言い間違いを放置する
言い間違いだけでなく、知らないことも含めて放置するのはいけません。
その時が一番の勉強のチャンスであることを知るべきです。
すぐに言い間違いを指摘する
すぐに知らなかった言葉を調べる
これが日常的に行われていれば、「知らないこと」があると気持ち悪くなり、すぐに調べる癖がつきます。
夢中になって遊ぶ中で知性は育つ(P124)
2人しか育てていませんが、子どもが「夢中になって遊ぶ」のをサポートした経験は豊富です。
公園に行って、嫌と言うまでブランコを押してあげました。
雨が降っていてびしょ濡れになっても、完成するまで泥団子作りを見守ってあげました。
欲しい本があれば、どんなジャンルのものでも買ってあげました。
行きたいと言われれば、何回でも科学センターに連れて行きました。
そのせいかどうか、
長男はポケモンについては誰よりも知ってる子に、
長女は吉本のお笑い芸人について誰よりも知ってる子に育ちました。
役に立つとか立たないとか、大人の目線では語れないモノが養われたと思います。
ポケモンの理解が深まると、モノの性質を説明できるようになります。
「火に強い」「成長すると名前が変わる」「このタイプのポケモンに弱い」など、
いくつものパラメーターを頭の中で整理整頓する能力が身につきます。
(現在大学生の息子)
若手の芸人さんにスポットを当ててウォッチしながらもSNSで交流をし、
ラジオやライブ配信に対してメールを送って読まれたりすると、
「いかに日常生活の中で面白いネタを見つけて文章にするか」と言う能力が磨かれます。
ラジオネームから芸人さんを笑わせるセンスは、親から見ても秀逸です。
(現在高校生の娘)
まとめ
10歳ぐらいまでの子どもに対して、親がどのように接すれば、子どもが伸びるのかを「算数脳」と言う言葉で表しています。
「補助線」を発見できる子に育てることができれば素晴らしいですし、「理論性」「要約力」「精読力」「意志の力・執念」を養うのには、親のちょっとした心構えが大切です。
成績を伸ばすのは、長い人生では小さなこと。
生きる力を養うためにも読んでおきたい本です。
小3までに育てたい算数脳 | |
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高濱 正伸
健康ジャーナル社 2005-08-01 |
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メディア掲載②
グノシーで取り上げていただきました。そしてランキング1位(2018年1月23日)
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メディア掲載③
Yahoo!ニュースで取り上げていただきました。(2018年1月24日)
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伊東 稔
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