ブレインメンタル強化大全/樺沢紫苑著/サンクチュアリ出版

書評

骨盤矯正と姿勢改善が得意なカイロプラクター 伊東稔(@MinoruITO66)です。

「本を読まない人のための出版社」であるサンクチュアリ出版から発売された「ブレインメンタル強化大全/樺沢紫苑著」

健康法があふれている

この世に健康法は星の数ほどあります。古今東西のテレビやラジオ、雑誌や専門書、おばあちゃんの知恵袋や専門家のご意見などなど一生かかっても試すことができないほどの数です。

「◯○を食べたら▲▲に効く」
「◯◯を鍛えたら▲▲の予防になる」
「◯◯になりたければ▲▲しよう」
私たちは日々それらの情報を目にし、それを楽しんですらいます。

ところが、健康法についての情報があふれかえっているにも関わらず、私たちは疲れています。病んでいます。悩んでいます。

健康法に関する情報量に比例して健やかな人が増えればいいのですが、情報量の増加が必ずしも心身の健康に寄与しているとは思えません。

これほど健康法があるのに不健康な人が多い

なぜでしょうか。
私なりに思うのですが、必ずしも心身の健康状態に満足していない人は、ちょっとずつの「つまみ食い」やブームが好きで、しっかりと自分の心身に向き合っていないのではないでしょうか。

ここ20年ほどの間に何度、納豆がスーパーの店頭から消えたかを振り返ってみれば分かるかも知れません。日本が世界に誇る身近で健康的な食品である納豆ですが、それだけを食べて不老不死になれる訳ではありません。テレビの影響からか、ある一つの食品にスポットを当ててその良さを解説すれば、「それだけを食べていればいい」ような気になってしまいます。

心身ともに健康でありたい

誰もが心身ともに健やかでいたいと願っています。
誰もが元気はつらつに過ごしたいと思っています。

これまでに得た、いくつもの健康法を誰もが一つや二つは実践していると思います。掘り下げて考えてみれば、五つや六つの健康法は知っていることでしょう。よほどの専門家でなければ、それらは断片的に得た知識かも知れません。だから「なんとなく良さそう」だからやっている習慣に過ぎません。

「本当の意味で健康になりたければ、根拠のある健康法をできる範囲でやるしかない」と私は思います。

本書の特徴

本書には100の健康法が掲載されています。大別すると「睡眠」「運動」「朝散歩」「生活習慣」「休息」の5章で構成されています。

大きな特徴は、「今すぐできる」「明日すぐできる」ことばかりが紹介されていることです。

「寝る前のスマホはほどほどに(P050)」「コーヒーを飲むなら14時まで(P054)」など、項目のタイトルを見ただけで実行できます。

新しい習慣として何かを実践するのであれば、「なぜそれをするのか」の理由がはっきりしていれば、やるモチベーションにつながります。

知識的な理由づけがモチベーションに繋がる

「寝る前のスマホはほどほどに」だと、それが「睡眠に悪い習慣ワースト1」だからです。
スマホから出るブルーライトは、脳が「今は昼なのか?」と錯乱を起こします。するとメラトニンが抑制され、眠気がなくなり、眠れなくなり、睡眠の質の低下を招きます。

だから「寝る前のスマホはほどほどに」なのです。

ここまで頭の中で整理された情報になると、納得して実践ができます。

実生活に根ざした指導

実践的な行動も、これでもかと思うほど細かく、そして生活に根ざして記載されています。

「寝る前の脱スマホ 4箇条」を読めば、一つずつが「ああ、やっちゃってた」と思うかも知れません。
・寝る前30分は5分の使用にとどめる
・スイッチを切る
・寝室に置かない
・暗い中のスマホ

ブルーライトの影響を知り、脳の状態を知り、メラトニンやセロトニンの働きを知った上で、「いい睡眠をとるための第一歩」としてスマホの使い方を工夫するのは、今夜からでも実践できます。

一事が万事です。
同じように「生活の中ですぐにできること」が「納得できる内容で」書かれてあります。

心身の健康によくない行動を洗い出し、きちんとした理由を理解し、やること(やめること)を実践すれば、健康もパフォーマンスも向上します。

やっている健康法にもひと工夫し、さらに上を目指す

すでにやっている行動があれば、納得して今後も続ければいいし、初耳なことであれば理解してチャレンジすればいいのです。

私の場合であれば、毎日コーヒーをいれて飲むのですが、昼食後に飲んでから以降の時間には飲まないように気をつけるようになりました。コーヒーは健康にいいのですが、含まれているカフェインにより睡眠の質が下がらないように、飲む時間帯を気をつければ一つクリアしたのと同じです。

スマホもよく使いますが、「寝室では使わない」というルールを作りました。すぐに実践できます。
(睡眠アプリを使っていますが、凝視する使い方ではない)

【まとめ】

健康にいいことなんて、できることをできる範囲でしかできません。
本書では、誰でも確実にできることが、科学的・医学的根拠に基づいて紹介されています。やらないという選択はありません。

どなたでも、何歳からでも「納得して実践できる」健康法の数々を生活の中に取り込んで、心身ともに健康になる人が増えると思いました。私も片っ端から実践します。

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