ビジュアル版 ねこ背は10秒で治せる! /小林篤史著/マキノ出版

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目次

【ねこ背は治すことができる】

『ねこ背を治す教科書』の著者である私も断言します。
「あなたのねこ背は、ストレッチを毎日続ければ治ります」と。
本書の特徴は、「ビジュアル版」であること。
つまり、読む箇所は少なく、一目見て理解できるのに特化していること。

読む箇所が少ないということは、大切なことだけ文章として書かれてあるので、理解しやすいのです。

毎日続ければ、ねこ背は治ります。
-P3-

【本書の4ステップ】

本書ではねこ背を治すために、4つのステップが書かれてあります。
骨盤の前傾・後傾を判別

骨盤を整えるストレッチ

上半身のねこ背のタイプを判別

タイプ別ストレッチを行う

下半身の状態をチェックし、ストレッチを実行
上半身の状態をチェックし、ストレッチを実行

知ることと実行することの2点を上下2パターンですので、シンプルな工程です。
「判別する」でしっかりと自分の体と向き合うことができます。

【注意事項を頭に叩き込む前に】

当院でもねこ背を改善するために、ストレッチの前に注意事項をお伝えしますが、まさにこのような行動を取る方が少なくありません。

あなたは思わずやっていませんか?
もしやっていたら、悪い姿勢が「形状記憶」されるので、ご注意くださいね。

・気づいたときに胸をはる
・あごを引くように心がける
・肩甲骨を寄せることをくり返す
・やみくもに筋トレをする
・矯正ベルトを使う

当院にご来院の方、私に言われたことがある人いますよね?
言われた時にはびっくりするかも知れませんが、「ねこ背を治す」ためには、ぜひこのようなやり方は取らないようにしましょう。

【骨盤の前後の傾きに注目】

ねこ背の大きな特徴は、骨盤が前か後ろに傾いていることです。

ストレッチ、有酸素運動、筋トレなどの運動のしすぎで骨盤が傾くことは少ないのですが、運動不足による骨盤の傾きはとても姿勢を悪くします。

あなたはどっちのケースなのか、特に横からの姿勢を写真で撮ってもらうとか、鏡に映してチェックするといいでしょう。

【たった10秒のストレッチ】

私も「10秒のストレッチ」は推奨しています。

1秒のストレッチや3分のストレッチでは効果が薄く、やはり「10秒」のストレッチが大切です。

やってみると分かりますが、ストレッチの「10秒」は普段やらない人にとっては割と長く感じるのではないでしょうか。

あなたに必要な何種類かのストレッチを、1回あたり「10秒」しっかりとやるだけで、どんどんとねこ背は改善されます。

【1時間に1回は席を立ってストレッチ】

ストレッチ不足がねこ背になります。特にデスクワークの人はストレッチ不足になる日常生活をしていますので、こまめにストレッチをする必要があります。

いい仕事をするためにも、1時間に1回は席を立ってストレッチをしてもらいたいです。

【ストレッチ以外にもすぐに実行できること】

質の高い、十分な時間が確保できる睡眠は、健康作りには欠かすことができないものです。

良質な睡眠は、もちろんねこ背に対しても有効です。本書では枕の高さにも言及してあり、ビジュアル版だけあって一目でその理屈が理解できます。

【まとめ】

ビジュアル版の本の良さを存分に取り込んでいるので、『ねこ背は10秒で治る』よりも文字数は少ないながらも、短時間で理解できるように執筆&編集されています。

「ねこ背」を治すのに多大な努力は必要ありません。生活習慣をちょっとずつ変える一助になる本だと感じました。

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伊東 稔

伊東稔/Minoru ITO 骨盤矯正と姿勢改善の専門家 カイロプラクティック伊東(長野市)院長 兼業主夫でもあり料理好き 『ねこ背を治す教科書』著者 http://amzn.to/2qB9VS2
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